最終更新日:2026年8月22日
GitHub Copilotの学生プランは、条件を満たせば完全無料で使えるAIコーディング支援ツールです。この記事では、申請から実際に使い始めるまでの手順を具体的に解説します。
読了時間:約8分
この記事で分かること
- ✔ GitHub Copilot学生プランが無料になる条件と、自分が対象かどうか分かる
- ✔ GitHub Education申請から補完機能を使い始めるまでの全ステップが分かる
- ✔ 申請が通らないときの原因と対処法が分かる
30秒で判断するなら: 在学中の学生でGitHubアカウントを持っているなら今すぐ申請できます。学校メールが使えると最短1〜2営業日で承認されます。
目次
GitHub Copilot 学生プランとは何か
GitHub Copilotは、コードの補完・生成・説明をリアルタイムで行うAIアシスタントです。通常は月額10ドル(執筆時点の為替レートで約1,500円、1USD=150円換算)かかりますが、GitHub Education(学生向けプログラム)に承認されると完全無料で利用できます。
利用できる主な機能は次のとおりです。
- コードの自動補完(行単位・関数単位)
- チャット形式でのコード説明・デバッグ支援
- テストコードの自動生成
- VS Code・JetBrains・Neovim等のエディタとの連携
個人の有料プランと機能面での差はほぼありません。在学中であれば迷わず申請すべきサービスです。
GitHub Copilot 学生プランに必要なツールと選び方
申請・利用に必要なものを整理します。エディタは複数の選択肢がありますが、最初はVS Codeが最もトラブルが少なく設定も簡単です。
| 項目 | 必須 / 任意 | 推奨 |
|---|---|---|
| GitHubアカウント | 必須 | 学校メールアドレスで登録または追加 |
| 在学証明(学校メール or 学生証) | 必須 | 学校発行のメールアドレスが最速 |
| コードエディタ | 必須 | VS Code(最も設定が簡単) |
| GitHub Copilot拡張機能 | 必須 | VS Code Marketplaceから無料インストール |
| Git(ローカル) | 任意 | バージョン管理を並行して学ぶなら推奨 |
※2026年8月時点。対応エディタ・条件は変更の可能性があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。
学校発行のメールアドレス(.ac.jpや.eduドメイン等)がある場合、それだけで資格確認が完了するケースがほとんどです。学校メールがない場合は学生証や在学証明書の画像が必要になります。
GitHub Copilot 学生プランの申請・設定手順
最初は何から始めればいいか分からない人がほとんどですが、手順は5ステップで完結します。一つひとつ確認しながら進めてください。
ステップ1:GitHubアカウントを準備する
すでにGitHubアカウントを持っている場合は、学校メールアドレスをサブのメールアドレスとして追加します。
- GitHubにログイン
- 右上のアイコン →「Settings」→「Emails」を開く
- 「Add email address」から学校のメールアドレスを追加
- 学校メールに届いた確認メールのリンクをクリックして認証
GitHubアカウント自体がない場合は、最初から学校メールで新規登録すると手間が省けます。
ステップ2:GitHub Educationに申請する
ここが申請の本体です。この手順を省くと後で必ず詰まります。
education.github.comにアクセス- 「Get student benefits」をクリック
- GitHubアカウントでサインイン
- 「Student」を選択
- 学校名を入力(候補から選ぶか手入力)
- 在学証明の提出方法を選択:
- 学校メールアドレスで確認(最速・推奨)
- 学生証・在学証明書の画像をアップロード
- 申請を送信
申請後、学校メールが使えれば通常1〜2営業日、書類審査の場合は3〜7営業日かかります。
ステップ3:承認を確認する
承認が完了すると、登録したメールアドレスに通知が届きます。
github.com/settings/billingを開く- 「GitHub Copilot」の項目が「Free for students」になっていれば承認済み
- 承認されていない場合は
education.github.comで申請状況を確認
正直なところ、筆者も最初はこの確認画面がどこにあるか分からず5分ほど迷いました。Settingsの「Billing and plans」の中にあります。
ステップ4:VS CodeにGitHub Copilot拡張機能をインストールする
- VS Codeを起動
- 左側の拡張機能アイコン(四角が4つのマーク)をクリック
- 検索欄に「GitHub Copilot」と入力
- 「GitHub Copilot」(GitHubが提供する公式拡張)をインストール
- 「GitHub Copilot Chat」も合わせてインストール(チャット機能に必要)
インストール後、VS Codeの右下にCopilotのアイコンが表示されれば正常に認識されています。
ステップ5:GitHubアカウントでサインインして動作確認する
- VS Code右下のCopilotアイコンをクリック
- 「Sign in to GitHub」を選択
- ブラウザが開くのでGitHubにサインイン・許可
- VS Codeに戻り、任意のファイルを開いてコードを数文字入力
- グレーのサジェストが表示されればCopilotが動作中
Tabキーでサジェストを確定、Escキーで却下できます。ここまで来れば設定完了です。
よくある失敗と対処法
申請が「Unable to verify」で弾かれる
学校メールを追加したのに「在学確認できない」と返される場合、原因は2つが多いです。
原因A:学校メールの認証が未完了 GitHubのSettings→Emailsで、学校メールの横に「Unverified」と表示されている場合は、認証メールのリンクをクリックしていません。学校のメール受信トレイ(迷惑メールフォルダも含めて)を確認してください。
原因B:学校名が認識されていない 日本の大学名を英語で入力した場合、登録リストに存在しないとして弾かれることがあります。その場合は学生証のJPEGまたはPNG画像をアップロードする方法に切り替えてください。学生証の氏名・学校名・有効期限が鮮明に写っていることが条件です。
画像が不鮮明だと確実に却下されます。 スキャンでも撮影でも、文字がはっきり読めることだけは絶対に確認してください。
VS CodeでCopilotのサジェストが出ない
インストール直後に補完が表示されない場合は、次の順番で確認します。
- VS Code右下のCopilotアイコンが「×」になっていないか確認(グレーのアイコンならOK)
- アイコンが「×」の場合、クリックして「Enable Globally」を選択
- GitHubへのサインインが完了しているか確認(アイコン右クリック→「Sign in」が表示される場合はサインイン未完了)
- ファイルの拡張子が
.txtなど非コードファイルになっていないか確認(.pyや.js等のコードファイルで試す)
これが意外と盲点になりやすいのですが、拡張子のないファイルやプレーンテキストファイルではCopilotの補完が表示されないことがあります。
承認後にCopilotが有料プランを請求してくる
GitHub Educationの承認とCopilotの有効化は別の操作です。承認を受けた後にgithub.com/settings/copilotを開き、「Enable GitHub Copilot」ボタンを押す必要があります。このとき「GitHub Copilot Individual」を選ぶと自動的に学生無料枠が適用されます。クレジットカードの入力を求められた場合は、GitHub Educationの承認が完了していない状態です。
よくある質問(FAQ)
Q. 卒業・休学したらどうなりますか?
A. GitHub Educationの資格は年次で再審査されます。卒業・休学等で在学状態でなくなった場合、次回の審査で承認が取り消され、Copilotは有料プランに移行するか、機能が停止します。自動的に課金されるわけではなく、機能が止まります。
Q. 学校メールがない場合でも申請できますか?
A. 申請できます。学生証・在学証明書・入学許可証などの公式書類をJPEGまたはPDF形式でアップロードすることで審査を受けられます。ただし審査に3〜7営業日かかることが多く、学校メールを使った場合より承認までの時間が長くなります。
Q. GitHub Copilot Chatも学生プランで使えますか?
A. 使えます。GitHub Educationが承認されていれば、Copilot ChatもVS Codeの拡張機能から追加するだけで利用可能です。コードの説明を依頼したり、エラーメッセージを貼り付けてデバッグを相談したりする用途に使えます。
まとめ
学校メールアドレスがあれば、最短2営業日でGitHub Copilotを無料で使い始められます。
申請の流れを再確認します。
- GitHubアカウントに学校メールを追加・認証
education.github.comからGitHub Educationに申請- 承認通知を待つ(学校メールなら1〜2営業日)
- VS CodeにGitHub Copilot拡張をインストール
- GitHubアカウントでサインインして動作確認
個人的にはステップ2の申請段階が最も重要だと思っています。在学確認の方法を間違えると申請が通らず、何日も待つ羽目になります。学校メールが使える場合は必ずそちらで申請してください。
在学中はこのプランを最大限活用することをおすすめします。
最終更新日:2026年8月22日
