読了時間:約8分 | 最終更新日:2026年8月12日
この記事で分かること
✔ 「language model unavailable」エラーが発生する具体的な原因を特定できる
✔ VSCode上でGitHub Copilotを正常に動作させるまでの手順が分かる
✔ 再発防止のための設定確認ポイントが分かる
30秒で選ぶなら:
→ 認証エラーなら再サインイン、モデル切り替え後のエラーなら設定ファイルの確認が最速解決策
「language model unavailable」エラーが出てCopilotが使えない状態を、この記事の手順通りに対処すれば30分以内に解決できます。
目次
「language model unavailable」エラーとは何か
「language model unavailable」は、GitHub CopilotがVSCode上でAIモデルに接続できないときに表示されるエラーメッセージです。
Copilotはバックエンドでモデルサービスに通信しており、認証切れ・プラン制限・設定の不整合・ネットワーク遮断のいずれかが発生するとこのエラーが返ります。単なる「使えない」状態ではなく、原因ごとに対処法が異なるため、まず原因を特定することが解決の最短ルートです。
エラーの原因分類と確認ツール
エラーの原因は大きく4種類に分類できます。以下の表を使って、まず自分のケースを特定してください。
| 原因カテゴリ | 代表的な症状 | 確認場所 |
|---|---|---|
| 認証・トークン切れ | サインイン要求が出る、バッジが赤い | VSCode左下のアカウントアイコン |
| プラン・ライセンス失効 | 課金期間終了後に発生 | github.com → Settings → Copilot |
| モデル設定の不整合 | 特定モデルに切り替えた後に発生 | .vscode/settings.json または settings.json |
| ネットワーク・プロキシ遮断 | 社内Wi-Fi・VPN環境で発生 | 社内プロキシ設定、HTTP_PROXY環境変数 |
| VSCode拡張機能の不具合 | 更新直後に突然発生 | 拡張機能パネル → GitHub Copilot |
| GitHub側サービス障害 | 全ユーザー同時に発生 | githubstatus.com |
※2026年8月時点の情報です。プラン・仕様は変更の可能性があります。
解決手順:ステップごとの対処法
Step 1:GitHubのサービス状態を確認する
最初にここを確認しないと、他の手順をすべて試しても無駄になります。
- ブラウザで
githubstatus.comを開く - 「Copilot」「API Requests」のステータスを確認する
- 「Degraded Performance」または「Partial Outage」が表示されている場合は、GitHub側の障害なので復旧を待つしか対処法はありません
この手順を省くと後で必ず詰まります。障害時に設定をいじっても、状況が悪化するだけです。
Step 2:VSCode上でGitHubアカウントを再認証する
認証トークンの有効期限切れが最も多い原因です。
- VSCode左下のアカウントアイコン(人型マーク)をクリックする
- 「GitHub」アカウントが表示されている場合、一旦「サインアウト」を選択する
- 再度アカウントアイコンをクリックし「GitHubでサインイン」を選択する
- ブラウザが開いてGitHubの認証画面が表示されるので、承認する
- VSCodeに戻り、Copilotのステータスバーアイコンが正常(白またはグレー)に戻っているか確認する
再サインイン後、新しいファイルでCopilotの補完が動作するか確認してください。
Step 3:Copilotのライセンス状態を確認する
- ブラウザで
github.comにサインインする - 右上のアバター → 「Settings」をクリックする
- 左サイドバーの「Copilot」を選択する
- 「Your Copilot plan」が有効期限内かを確認する
- 「No active subscription」と表示されている場合は、プランの再契約が必要
個人的にはこのステップが見落とされやすいと思っています。無料トライアル終了後に気づかず期限が切れているケースが、問い合わせの中でも特に多いパターンです。
Step 4:VSCode設定でモデル指定を確認・修正する
Copilotのモデルを切り替えた後にエラーが発生した場合、設定ファイルに問題があります。
- VSCodeで
Ctrl + Shift + P(MacはCmd + Shift + P)を押してコマンドパレットを開く - 「Open User Settings (JSON)」と入力して選択する
- 以下の設定が存在する場合、一旦削除するかコメントアウトする
"github.copilot.advanced": {
"model": "gpt-4o" // ← この行が原因になることがある
}
settings.jsonを保存してVSCodeをリロードする(Ctrl + Shift + P→ 「Reload Window」)- Copilotが正常に動作するか確認する
モデル名の誤記(例:gpt4oとgpt-4oの混同)も発生しやすい。正確なモデルIDはGitHub Copilot公式ドキュメントで確認してください。
Step 5:拡張機能の再インストールと開発者ツールでのエラー確認
上記4ステップで解決しない場合、拡張機能自体の破損を疑います。
- VSCode左サイドバーの拡張機能アイコンをクリックする
- 検索欄に「GitHub Copilot」と入力する
- 「GitHub Copilot」と「GitHub Copilot Chat」の両方を一旦無効化する
- VSCodeをリロードする
- 再度両方の拡張機能を有効化する
それでも解決しない場合の最終手段:
Ctrl + Shift + P→ 「Toggle Developer Tools」を選択する- コンソールタブを開き、Copilot関連のエラーログを確認する
- 表示されたエラーメッセージをGitHub Copilot Community Forumで検索する
よくある失敗と対処法
失敗1:プロキシ環境でCopilotが通信できない
社内ネットワークやVPN環境では、プロキシ設定が原因でCopilotのAPI通信がブロックされることがあります。
この状況でStep 2〜4を繰り返しても絶対に解決しません。
対処法:
- VSCodeの設定で
http.proxyを確認する
"http.proxy": "http://your-proxy-server:port",
"http.proxyStrictSSL": false
- 設定が存在しない場合は、上記を
settings.jsonに追加してリロードする - それでも解決しない場合は、IT部門に
api.githubcopilot.comおよび*.githubcopilot.comへの通信許可を申請する
正直なところ、筆者もこのパターンで1時間近く無駄にした経験があります。社内環境での開発では、最初にプロキシを疑うほうが結果的に早いです。
失敗2:複数アカウントの認証が混在してエラーが解消しない
GitHubの個人アカウントと会社アカウントを両方VSCodeに紐付けているケースで、意図しないアカウントでCopilotが認証されていることがあります。
対処法:
- VSCode左下のアカウントアイコンをクリックして、現在サインイン中のGitHubアカウントを確認する
- Copilotのライセンスが付与されているアカウントのみでサインインし直す
- 不要なアカウントはサインアウトして、セッションをクリーンにする
これが意外と盲点になりやすい。特に転職直後や複数プロジェクトを掛け持ちしている開発者に多いパターンです。
失敗3:拡張機能のバージョンとVSCodeのバージョンが非互換
VSCodeをメジャーアップデートした直後にエラーが発生した場合、拡張機能との互換性問題が原因のことがあります。
対処法:
Help→AboutでVSCodeのバージョンを確認する- 拡張機能パネルで「GitHub Copilot」の詳細を開き、「変更履歴」でサポートVSCodeバージョンを確認する
- 非互換の場合は、VSCodeを安定版(Stable)に戻すか、Copilot拡張機能の旧バージョンをインストールする
拡張機能の旧バージョンは、拡張機能詳細ページの「…」メニュー → 「他のバージョンをインストール」から選択できます。
よくある質問(FAQ)
Q. エラーが出ているのにCopilotのアイコンが正常に見える。これはなぜ?
A. ステータスバーアイコンはネットワーク接続の確認のみを行います。モデルサービス側の障害や設定不整合は、アイコンに反映されません。エラーの詳細はVSCodeの「Output」パネル(Ctrl + Shift + U)で「GitHub Copilot」チャンネルを選択すると確認できます。
Q. 無料プラン(Copilot Free)でもこのエラーは発生する?
A. 発生します。無料プランでは月間の補完回数・チャット回数に上限があり、上限を超えた場合も「language model unavailable」に近いエラーが返ることがあります。github.com → Settings → Copilot でUsageを確認してください。上限リセットは毎月1日です。
Q. WSL2(Windows Subsystem for Linux)環境でCopilotが使えない場合の対処法は?
A. WSL2環境では、VSCode本体ではなくWSL側の拡張機能として「GitHub Copilot」をインストールする必要があります。VSCodeのリモートウィンドウ(WSL接続状態)で拡張機能パネルを開き、「WSLにインストール」ボタンが表示されている場合はそちらを実行してください。Windows側にのみインストールされていても、WSL環境では動作しません。
まとめ
「language model unavailable」エラーは、サービス障害・認証切れ・プラン失効・設定不整合・プロキシ遮断の5つのどれかが原因なので、Step 1のサービス状態確認から順番に試せば大半のケースは解決します。
再発防止のためにやっておくべきことは以下の3点です。
- Copilotのライセンス有効期限をカレンダーに登録しておく
- 社内ネットワーク環境での開発時はプロキシ設定を最初に確認する癖をつける
- モデルを変更したら、
settings.jsonのモデルIDを必ず公式ドキュメントと照合する
最初は何から確認すればいいか分からない人がほとんどです。この記事の手順を上から試していくことで、確実に原因を絞り込めます。
最終更新日:2026年8月12日
